歯ぐきが腫れた
歯肉炎・歯周炎
歯茎の炎症は歯肉炎、歯槽骨に及んでいるものは歯周炎といいます。
いずれも歯茎の腫れの原因になります。
治療の仕方
歯肉炎・歯周炎は、お口の中の細菌による炎症が根本的な原因なので、歯石やプラークを除去します。
歯ブラシの使い方を見直すなど、日々のお手入れが重要です。
痛みがひどいケースでは、消毒や抗生剤を使用して、腫れを抑えることから始めます。
治療回数と治療費
歯石やプラークがお口にどれくらいあるかによって異なります。
保険の適用範囲で受けられます。
根に及ぶ細菌感染
細菌が根の中に入ると、根の先で繁殖して歯茎が腫れることがあります。
はじめのうちは自覚症状は出ませんが、そのままにしておくと膿が出たり腫れたりします。
治療の仕方
根の中を数回かけて清掃します。
腫れがひどいケースでは、膿を歯茎から外科的に出すこともあります。
治療回数と治療費
数回の通院が必要です。
保険の適用範囲で受けられます。
保険外治療で細部まで洗浄することもできます。
親知らずまわりの炎症
歯肉炎などと同じで、細菌の繁殖に原因があることが多いです。
親知らずは生え方が斜めのこともよくあるので、細菌が歯茎の間にたまりやすく、繁殖しやすいです。
治療の仕方
消毒や抗生剤を使用して、炎症を鎮めることから始めます。
繰り返し腫れるケースでは歯を抜くこと場合もあります。
治療回数と治療費
保険の適用範囲で受けられます。
体調不良(睡眠不足、疲労など)
よく眠れなかったり、疲れがたまったり、ストレスが重なると、免疫力が落ちて細菌に感染しやすくなります。歯茎の腫れの原因にもなります。
治療の仕方
お口の中の汚れの程度に合わせて洗浄します。
規則正しい生活を送って、睡眠をしっかりとって、疲れをためないようにしましょう。
薬(高血圧など)による腫れ
心臓病や高血圧の薬を服用していると、歯茎が腫れることがあります。
治療の仕方
お口の中の汚れの程度に合わせて洗浄します。
腫れた歯茎は細菌がたまりやすくなっています。
処方された医師に薬の変更を相談してみてください。
お口の中の状況によって治療内容や回数などが異なります。
治療方法や治療期間など、歯科医やスタッフにいつでもお気軽におたずねください。